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【栃木母娘旅】入場料無料の南ヶ丘牧場、ヤギ・ヒツジにせがまれエサを大盤振る舞いした

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栃木。那須高原の南ヶ丘牧場へ行ってきました。母と二人旅。2017年夏の終わり頃です。こちらは入場料が無料と聞いて、ラッキー!と遊びにいってみたが、なるほど無料というか、切なくなることもあった。

ちなみにエサ代やふれあい体験などの料金は別途支払います。

池の魚にエサを! ガチャアトラクションに挑戦

園内を進むとまず大きな池があり、中に鯉?が泳いでいる。(チョウザメの池ってあるけど)

エサをあげたい人は、ゲームセンターにあるようなガチャガチャを回して購入する。1回100円。カプセル入りのエサ、おもしろい。

この機種はかなり古いタイプだったが、そこに趣を感じ挑戦した。100円を入れたレバーが硬い。まわらない。レバーをまわそうとすると機体ごと傾く。出てこないけど、試しにもう100円を入れてみると今度はガッコンと動いて、カプセルが出てきた。

いつからいたのか、後ろで私が悪戦苦闘する様子を珍しそうに見ていたおばちゃんに「200円分のエサです」と見せたら、「あはははは」と爆笑された。私も観客を楽しませることができた。

母が池にエサを撒くと、魚がぐわっと集まってきた。大量。圧巻。そんなに喜んでくれるなんて。テンションがあがってきた。

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私が支払った200円分のエサを大盤振る舞いする母

 

飢えている人懐っこいヤギたちにエサを!

続いて、ヤギさんたちと触れ合える「めぇ~めぇ~広場」に入る。この広場の様子を遠くから見たが、すごい動物の数だった。とにかく、ヤギだかヒツジだかがわんさかいるのだ。

入場料は250円。入り口で100円のエサを1つ購入して広場へ入った。

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ヤギとひつじがたくさん。エサを持たぬ人間にはそっけない。

ヤギたちは我々が入ってもそっけなそうにしている。知らんぷり。

半信半疑でエサを取り出し、その辺の子にあげ始めると、あっという間に大勢のヤギに囲まれた。エサを持ち高く上げた右手にはヤギたちの輪。西洋画のようである。柵の外の観客から見たら、さぞ神々しく見えるに違いない。

近くで見ると、ヤギたちは一匹一匹、皆違う顔をしているんだなと驚く。「三匹のやぎのがらがらどん」のように大・中・小といる。

スター気分も悪くはないと優雅にエサをあげていたが、粗い鼻息や、ごんごんと手に頭突きされるうち、だんだん「あれ?」と我に返ってきた。そういえば、ヒツジの目つきが違う。目が本気。・・・なんだか怖くなってきた。これはもしかして、実際は襲撃されているのではないか。

そういえば、足元は黒い点の模様だなーと思っていたけど、これはフンではないのか。・・・この広場にはすごい量のフンが転がっている。フンと気が付いてしまうと、踏まないように移動するため普通には歩けなくなった。絶対もうすでに踏んでいる気がするけど。

私の恐怖をよそに、隣では母がエサをあげている。ヤギたちへの恐怖はないようである。あんなに頭突きされてるのに。実に上手に扱っている。

もうなくなったと見せかけ、大きなヤギたちが散り散りになったところで、こっそり子ヤギを呼んでエサをあげ始めた。さっき母のシャツを噛んでひっぱっていた子だ。

母は「このコ、かわいいわね」とえこひいきしてエサをあげているのだ。

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やぎたちを手なづける母

私は母に頼まれ、入り口に戻り、追加でエサを購入した。この広場では結局、エサに400円費やした。

乗馬を担当する馬の目が悲しすぎて忘れられない

お目当ては乗馬だったが、いざその馬を見ると躊躇してしまった。体が大きくたるんでまるで牛のよう。競馬で見るようなシュッとした馬を想像していたのも悪いのだが。

そういえば、富士山で荷物や登山客を運ぶ馬もこのような体つきをしていたな。

 

小さな女の子が父親と乗馬を行うようだった。コースを一周するところを見学。やはり馬のようだが、牛のよう。白い体だから余計に土色の汚れが目立つ。これが野生の馬の色なのかもしれない。

他に客はいない。馬は親子をおろすと、隣の牛舎で待機するようだ。

入った瞬間から、馬の足には多くのハエがまとわりついていた。騒がしい羽音がこちらまで聞こえてくる。馬は足を上げたり、しっぽではたいて振り払おうとするも、つながれているためされるがままだった。お尻には黒い大きな点のようなハエが見えた。

馬はすべてをあきらめたような、うつろな目をしていた。(ように見える)

結局、なんだか乗馬は申し込まなかった。

この日は他のイベントもやっておらずお土産屋さんに戻ることにした。

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戻る道すがら、子ヤギに気さくに声を掛けられる母

レストランとお土産屋さんで満喫

入り口そばのお食事処「庄屋」でステーキセットを食べました。3000円ぐらい。高額だけどせっかくだからと奮発した。この牧場でとれた食材を使ったメニューだそう。

丸太のテーブルや椅子、木々がベースになった落ち着いていた店内。おいしい食事。どこにだしても恥ずかしくない別荘地のレストランという感じ。さっき見てきた馬とかヤギとかが浮かんで少し切なくなる。

帰りはお土産屋を散策した。車で来ていたためたくさん買える。

特製イチゴジャムとハムを買って帰る。このイチゴジャムはおいしくて、すぐに家でもなくなってしまった。もう数種類買っておけばよかった、と思った。素材の食感が強く、果実の優しい甘さ。さすが牧場のジャム。近所のスーパーで買ったらこうはいかない味。

まとめ

入場料無料とどれだけ関係があるのかわからないが、全体的に設備が古く傷んでいて、動物たちもあまり元気がないのが気になった。天気が悪くて疲れていたのかも。かわいい子たちにもたくさん会えたのですが。

客からのエサに喜ぶためなのか、食べ物を目にした時の勢いが強烈だったな・・・

牧場内をまわるうち、私は入場料を払ってもいいと思った。そして動物たちの生活環境を改善してあげてほしい。もちろんエサ代や体験代などでは貢献できるんだけど、無料で楽しめるスペースが多いので。

同じ牧場なのにレストランやお土産物屋の設備がキレイできちんとしているのは普通に料金をとっているからだと思うし。

乗馬で働く馬のあきらめたような目は今でも忘れられない。(1回しか行ってないやつが勝手言ってるだけのような気もするんですが・・・)

小さい子どもと行ったら、ほかの遊びの体験もできてもっとフェアに見れたのかもしれない。

大人だけで行くと切ない感想になるか・・・

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