先月までのエクセル表に、新しく今月分（6月）のデータを追加した。
グラフを作成すると、棒グラフ、折れ線グラフは追加表示されたのに、下のところ（横軸・項目名）の「3月、4月、5月…」の次が空欄です。
そんなときに横軸を表示する方法を紹介します。（誰かが作ったエクセル＆グラフに追加してる場合です…）
「データソースの選択」画面を表示し、「横（項目）軸ラベル」を「編集」し、データの対象範囲を変更すれば表示される。（範囲が元のままで、正しく読み込まれていないため）
（※これだけでわかる方は、目次２よりご覧ください）
上司からは「excelはこういうのできない」から、イチから作り直すよう教わりましたが・・・
目次
追加したグラフデータの「月」を表示させる方法
私が実務で渡されたのはこんなexcelシートです。（実際とは異なります）
・前月までのデータが入力されている ・左の表でつくったグラフが右にある ・複合グラフ（２つは棒グラフ、２つはマーカー付き折れ線グラフ）
・今月分（例：６月）のデータを追加し、グラフを作成。
・グラフデザインは変えない
追加する方法はいくつかありますが、今回はこのやり方です。
元データに今月分データを入力する
もらったエクセルの表部分にそのまま追記していきます。5月分の隣の列に今月分データ（別途入手済）を入力します。
このままではグラフには反映されません。表のデータを変えたので、グラフの対象範囲も変える必要があります。
グラフを編集する
①グラフ内のスペースをクリックします（どこでもいい）。正しくクリックできれば、グラフを囲む２重の四角？□が表示され、「グラフツール」タブが表示されます。（※または、カーソルが十字に変わり「グラフエリア」とヒントが表示されたらクリック）
②「グラフツール」タブをクリックする ③「グラフのデザイン」タブをクリックする ④「データの選択」をクリックする
「データソースの選択」が表示される
見慣れない画面でビックリしますが、この画面でグラフを追加・編集できます。めちゃくちゃ使います。
同時に、緑の点線で囲われた数値でグラフができてることがわかる。（画像では赤点線のとこです）「このグラフは、この表のこの範囲を見ているよ」というのがエクセル表で確認できます。
これによると、「５月分」までしか範囲になってない。グラフがない。隣の「６月分」まで点線をのばす必要があります。
点線範囲の修正方法はいくつかあります。２パターン紹介します。（ドラッグして範囲をのばすか、セルを手打ちするか。私は手打ち派。）
グラフに今月分（6月）の縦棒を追加する
左側に縦棒グラフ、折れ線グラフの元データが入ってます。今グラフは４本入ってるので表示は４項目となります。
画像の例で「社員数」のグラフから追加します。①「社員数」をクリックする ②「編集」をクリックする ⇒「系列の編集」画面が表示されます。
「系列の編集」画面の「系列値」の欄をクリックすると、「社員数グラフ」が今見ている範囲が表示されます。
※このクリックは一度だけにしないと、別のセルを読んだりややこしい（キャンセルできますが）…追記かも
点線の範囲を修正する
範囲が「C3:F3」と出ていますので、「C3:G3」と入力します。（絶対参照ついてますが今の説明では省略）
他のやり方もありますが（点線をドラッグして伸ばす、等）、私は手打ちでデリートし、打ち込んでいます。
「OK」をクリックすると、グラフ画面が現れ、緑の折れ線グラフが伸びているのがわかります。
同様に残りの項目「従業員総数」「社員閲覧数」「従業員総閲覧数」の6月分データを入力し、グラフを追加します。
現場でここまではできたんです。問題はここから。
「横軸表示」も同様「データソースの選択」からできる
グラフはあるのに、横軸に「6月」って書かれてません。自動で表示されないの？
「横軸」の点線範囲を修正する
「データソースの選択」画面を見ると、2行目に注意書きが出ています。
【データ範囲が複雑すぎるため、表示できません】
これが出たら、「イチから作り直し」と上司に言われましたが、そんなことはありません。
右下の「横（項目）軸ラベル」エリアを見ると、2月、3月、4月、５月、ときて「空欄」。6月がない。ここが原因でしょう。でも、この画面から直せます。
「編集」をクリックします
先ほどと少し違いますが、理屈は同じです。
横軸の表示は行の「月」を読み込んでいることがわかりました。点線によると、これが「5月」（F2セル）までしか反映されていません。
「C2：F2」→「C2：G2」に変更します。（手入力します）
※点線をドラッグして「G2」まで伸ばしても可
「６月」が表示されました。
まとめ
「データソースの選択」画面を表示し、「横（項目）軸ラベル」を「編集」し、データの対象範囲を変更すれば表示されました。
参考：「データ範囲の変更」は、以下の書籍にも載ってます ⇒ ※グラフを作成したあとにデータの対象範囲を変えたい
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