宅建の税法(印紙税)では
「土地の交換」では税金かかる? かからない? を覚えますよね。
しかし・・・
そもそも「自分の土地を交換したい」人がいるのか疑問です。
普通に買うんじゃなくて、わざわざ「交換」したら揉めそうじゃないですか
というわけで「交換契約をする理由」「どんな人がしてるのか」を調べてみました。
「土地を交換する」理由は…
・適当に申告していた「登記情報」を現実と合わせる必要が出てきた
・普通に売るより「交換」した方が税金が安くなる。節税。
(「交換の特例」を使える場合、〇百万円~△千万円安くなる)
驚きました。
「土地の交換」をする人はたくさんいて様々な理由がありました。
せっかく調べたのでいくつか紹介します。
目次
なぜ「土地の交換」をするの? どんな人がしてる?
「交換契約」の具体例です。
例1、先祖からもらった土地をひとつにまとめたい
地方の田舎ではわりとあるケースだといいます。
先祖から受け継いだ山や田畑を売ろうと思い立ち、いざ登記を見たら自分名義の土地はとびとびの場所にあった。
こんな使いにくい形では不動産屋さんも買ってくれないので、他の親族とうまいこと交換してまとまった形にした。
古くから一族が根付いて農業を営んできた土地だと本家筋や分家などの筆頭者で土地の名義が細かく分かれていることがあるからです。
名義が違う土地は売却できないので、自分の持ち分が点在している場合は、親族間で交換するなどしてまとまった土地にしておくと売却しやすくなります。
引用:オウチーノニュース
例2、適当に引いた「隣家との境界線」。登記の内容に合わせたい
これも田舎の話。地方ではお隣の家との境界線を口約束で決めていたりします。
わざわざ測量なんかせず、感覚で境界線を引いて、塀を立てちゃったり…。昔はそうですね。
しかしそれからウン十年、子どもが相続すると・・・ある事実が判明します。
境界線が登記の内容と合っていない。例えば、登記には「正方形の土地」と書かれてるのに、実際は斜めな形だったりします。いざ測量すると我が家の土地は隣地にはみ出していて、逆に相手の土地が込んでいることがわかった。
余計な部分は似たような面積だから、パズルみたいに土地を交換すれば、登記情報通りの土地になる。
田舎ではこのような土地は珍しくなく、相続をきっかけにトラブルになるそうです。
例3、土地と建物の名義を揃えたい
現在、両親から土地を2カ所借りて、自分名義の家と店を建てている。
親の高齢化もあり、そろそろ名義をきちんとして扱いやすくしておきたい、というケース。
この例の場合だと親と子の「家と土地」を交換すれば揃います。
土地を親に借りているというのは実際ありそう。 身内だし、交換って感じがします。
例4、「交換」の方が税金が安くなる
こちらは「交換の特例」にあてはまる人だけの話になりますが。
「交換」すれば普通に売るよりも、税金がウン十万~ウン百万安くなります。
売り手と買い手ですでに話がついているなら、利用を検討したい節税方法だそうです。
具体例、手順はかなり試験範囲から外れるので別記事にします・・・(したけどカオスになった)
まとめ
こんなに「登記情報」を適当にしている人がいるなんて知りませんでした。お上は困りますけど、自分たちレベルだと特に問題なさそうです。
いちいち報告するのはおっくうなんでしょうね。
でも「交換」とは何なのか気になって眠れません