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【宅建】写真で解説。臥梁(がりょう)・組積造(そせきぞう)とは何?平成28年問50.4の建築用語

「臥梁」について調べたのでメモします。

読み方は「がりょう」です。建築用語ですね。

 

まずは結論です。

臥梁(がりょう)がこちら↓ 屋根と壁の間にある部分。鉄筋コンクリートでできていてカッチカチ、硬そう。地震対策です。

はじめ
写真がないと絶対わかんないヤツですね…

 

宅建試験「建物」で登場 建築用語「臥梁」→写真を探した

文章の説明はこうです。

臥梁とは、壁の頂部に設ける鉄筋コンクリートの梁。

組積造(そせきぞう)や補強コンクリートブロック造の壁に利用する。

雑にまとめると、

ブロック造りの建物は地震に弱いから、揺れでバラバラにならないように、壁のてっぺんに硬い蓋(臥梁)をつけて固定してね、と建築基準法が言ってます

ということ。

※組積造(そせきぞう)とは、ブロックやレンガ造りの建物を指す。記事後半で写真紹介します。

 

…ブロック壁のてっぺん(頂部)に、鉄筋コンクリートケースをパコっとはめる、みたいな感じ??

what-gayou

引用:SHOWA Unit

この臥梁をつけてから、その上に屋根をのせるそうです。いきなり屋根ってつけないんですね。

 

臥梁(がりょう)の由来

「臥梁(がりょう)」の言葉の意味も調べてみました。

「臥」とは、伏せる

「梁」は、横向きに渡された木材(建材)

ですから、横向きに伏せたものってことでしょうかね…?(なにそれ)

関連記事:【宅建】図で解説【梁(はり)と桁(けた)】の違い→向きが違うだけ。 どちらも「横架材」です

 

ブロック造 → 耐震性が弱い → 臥梁が必要

「臥梁」の意味にばかり気をとられてしまいましたが…まとめると

ブロック造りは耐震性が弱いため、鉄筋コンクリートでできた臥梁で補強しなければならない、というのが試験のポイントでしょう。

 

宅建試験の「臥梁」過去問

出題例

Q、ブロック造を耐震的な構造にするためには、鉄筋コンクリートの布基礎及び臥梁により壁体の底部と頂部を固めることが必要である。

〇か×か?

平成28年問50.4

 

・・・

・・・

・・・

・・・

正解は、〇です。 上も下も(底部も頂部も)鉄筋コンクリートで固める。

ブロック造りは耐震性が弱いので、底部を鉄筋コンクリートの布基礎で固め、頂部も鉄筋コンクリートでできた臥梁で固める必要がある。

はじめ
頂部、底部って変な呼び方…

こういうことですか??

quote-showa-unit-garyou-nunokiso

底の部分も鉄筋コンクリートなんですね。

はじめ
とはいえ問題文ムズカシー!

壁体の底部と頂部を固める → ブロック壁の底とてっぺんを固める

「頂部」→ 頂上、頂点、の意味だから「てっぺんの部分」「壁の上の方」ってことでしょうか

「布基礎」 →底部の土台のところか…布って何?(→追加調査)

 

組積造(そせきぞう)とは

ちなみに「臥梁」とセットで出題されるのが「組積造」という言葉。

組積造とは、石・レンガやコンクリートブロックでできている建物のことです。例えばこんなお宅家でしょうか。素敵ですね。

quote-wahilock-block-house

引用:ワシロック工業

quote-green-in-renga-house

引用:グリーン産業

こちら、全部レンガかはわからないんですが…

ブロック造りやレンガ造りは、地震で崩れやすいので、底部、頂部、はね出し窓は「鉄筋コンクリートで補強しなければならない」など決まりがあります。

 

まとめ:耐震性が弱い組積造は「臥梁」で補強!

「組積造」と出題されたら、

地震に弱いから、上も下も鉄筋コンクリートで固めるんだなーと察しましょう。

底の部分を、鉄筋コンクリート(布基礎)で固めて

てっぺんも、鉄筋コンクリート(臥梁)で固める。カチカチ。

 

余談:「土地」「建物」の学習におすすめテキスト

「土地」「建物」分野って点が伸びないですよね。「あんまり時間を割くな」というから丸暗記でのぞみ、毎回失点していました。この1点が痛いんですよ…

今ならわかりますが、「土地」は「地学」だから地形用語を覚えなきゃいけないし、建物も専門用語、職人さんが使う建築用語の暗記なんです。結局、ガッツリ勉強して合格しました…(要領悪いです、はい)

「土地」「建物」の解説で私が好きなテキストがこちらです。


他の宅建テキストが投げやりな解説(w)をしている中、ページを割いて、丁寧なイラストやすっきりした表現で用語を解説している。

「梁と桁の違い」「かぶり厚さ」とかもイラストがあります。学習が進んだ頃に手に取ったので、使いやすかったです。あくまでサブテキストとしての出会いでしたが。

お金と時間に余裕のある方は本屋でのぞいてみてください。

 

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