ロンドンと松坂桃李を満喫できる映画「パディントン」にツッコむのは野暮

くまさん

映画「パディントン」を見ました。友人に「絶対絶対に見て!」と会うたびに言われていました。半ば脅迫のようでした。偶然テレビでやっていたので、ようやくおつとめを果たせてホッとしています。

しかし友人になんと報告すればいいのやら。原作は知りませんでした。ファンタジーだというのはわかったんですが、あんまり入りこめなかったです。

でも、きっと、パディントンは悪くない。私の心が汚れているのでしょう。「パディントン」を気持ちよくみられるような人間になりたい、というのが映画を見た後の感想です。

 

映画「パディントン」の良かったところ

・パティントンがかわいい。もじゃもじゃのクマが動くのがカワイイ。

・マーマレードジャムがおいしそう。

・パディントンの声(松坂桃李)が爽やかでキレイ。クマの演技うまい。

・ロンドンの街並み、駅、博物館などがキレイで映像美を堪能できる。

気になったところ

パディントンがちょいちょい怖い。

パディントンは「熊」「くま」「クマ」なんですが(ぬいぐるみか?)、ずっと見てるとかわいかったり可愛くなかったりするんです。

リアルな映像は素晴らしいのですが、熊の毛並みの再限度が容赦なさすぎて、まさに「毛むくじゃら」。

時々アップになるパディントンの顔がリアルすぎて怖い。まさに動物。獣の顔。ファンタジーなんだから、そんな忠実に目つきを再現しなくても・・・

好きな登場人物が少ない。

出て来るキャラクターがあまり好きになれない。いいなと思ったのは一人だけだ。

・同居している叔母さん

でしょうか。まともなんです。ちなみにこの方、ちょっとしか出てきませんが。

子どもたち(姉と弟の二人)はいまいち好きになれずに終わってしまった。ラストまで姉は意地悪が抜けきれないし、弟は不思議くんなままでした。

パディントンの服・・・似合ってる?

途中でパディントンはダッフルコートをもらって着ます。これは弟も着てたし、お父さんも小さい頃から着てたお古です。だから、このコートをもらったということは「パディントンは家族の一員だ!」と皆が認める感動する場面なんです。しかしオープニングからの天然の熊の姿に見慣れていたせいか、洋服が違和感ある。そういえば、あの赤い帽子もそもそも似合ってない気がする。クマの姿で十分かわいかったと思っちゃいます。

ちょいちょい展開や設定が雑

地理博物館?に潜入して、ペルー探検の謎を探るパディントンとお父さん。ここでパディントンはPCを使ってデータベースから情報を入手するんです。歯磨きやお風呂のシャワーの使い方も知らないのに、なぜにパソコンを使えるのか? IT機器なら良いルールなのか? 気になるよー。

財布泥棒をパディントンが追いかけるシーン。スケボーに乗って追いかけるんですが、途中からパディントンが警棒と笛を手にした警察官スタイルに変身してるんです。で、泥棒が「やべー!警察官が追いかけてきてる!」と逃げる。翌日の新聞には「くまのおまわりさんお手柄!」と記事が出るんですが、なぜパディントンが警察官の恰好をしてたのか、いつから着替えたのか思い出せない。

で、巻き戻して確認しました。パディントンは泥棒を追いかける際、商店街みたいな通りをスケボーで走っているんですが風圧で商品が巻き上がる。途中、大きな布がパディントンの体を覆うように絡まってくる。その布がようやく吹き飛ぶとパディントンは警察帽子と笛を掴んでいるんです。

・・・ひどくないですか? 帽子と笛、どこから来たんだよ。

せめて警察官とかが近くに歩いてて、風で「いやんっ!」って帽子が飛んできてそれがパディントンの頭に着地、くらいにはしてほしかった。こちとらパディントンがスケボー乗ってるところはもう目をつぶってるんだからさ。

パディントンは結局くまなの? くまじゃないの?

この映画の世界ではくまが二本足で動いているのを受け入れているんです。パディントンが駅のホームにいても気にしないし、近くのお店の人だって「クマがいるとは珍しいね」ぐらいの軽い反応です。なんならパディントンは人間なんじゃないかってほど街に溶け込んでる。

だから「クマが歩くなんて!」とかクマの存在自体にツッコミは入れません。パディントンが泥棒を捕まえても、「え?熊が?うそでしょ?」となるんじゃなくて「パディントンは偉いね!」とあっさり受け入れちゃいます。

ところが悪役の女の人はパディントンを、貴重な生物だから「はく製にして博物館に飾ろう!」と追いかけるんです。いや、街の人が誰も興味をもってない、珍しくもないクマをはく製にしたがる理由がわかりません。(一応父の仇とは言ってますよ?)

それをやるなら最初から「パディントンは珍しい!」「歩くクマで街は大騒ぎ!ってことにしておいてほしかった。それか悪役が人間だろうが動物だろうがなんでもかんでもはく製にしちゃうやばい人ってことにしてくれれば、後半のパディントンとの対決はもっと入り込めたのに、、、

パディントンは度胸があり、有能すぎて嫉妬

パディントンは「お姉ちゃんはどんな言葉でもすぐ覚えちゃうんだ。動物の言葉だってわかるんだ」と褒めちぎるんですが、それを言うなら人間の言葉を即効覚えて話してるお前の方がスゴイだろ!とか思っちゃうんです。

パディントンの冒険を見守るのはハラハラドキドキします。ペルーに住んでたのに、クマのおばさんに「ひとりでロンドンに行きなさい」って言われて、「わかった!」って納得して、小さな船に潜り込んでロンドンにやってくるんですから。すごい勇気です。

見知らぬ大都会で見知らぬ人に声をかけたり、探検家を探してマンションを訪ね歩く行動力もすごくて驚愕します。有能すぎる。落ち込みこそすれ、だだをこねたり、ふてくされたりしないんです。

私なら絶対できないなという羨みとショックで冒険シーンは話が入ってきませんでした。クマに対する切ない気持ち。

パディントンはおすすめか

難癖ばかりになってしまったが、心がキレイな人にはおすすめの映画ではなかろうか。友人は大絶賛していたし。

(というか、どこがおもしろかったって言ってたんだっけな?)

一方で、私のように心が汚れきっている人はPC仕事などの作業用BGMとして流すのはおすすめだ。ホラーとかじゃないし、映像も色が明るく、たのし気な雰囲気なので安心できる。ついでに少しずつ心が洗われるような気もする。

 

London

 

 

 

 

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