ドコモショップの店員が、勝手に客のことを品定めし「クズ野郎」とあだ名をつけた挙句、そのメモをご本人に渡してしまうというトレンディな事件が話題だ。
ネット上でもみんながドコモショップでのひどい目に遭った体験を語っていて、感心したり一緒に怒ったりして私も楽しんでいます。
というわけで、私もドコモショップの数々の思い出を思い返してみた。ちなみに今はラインモバイルにしてしまって、かなり快適で不満もないので、ラインモバイルのつらい体験談は今のところ書けない。ざんねん。それではドコモエピソードをどうぞ。
初めてのスマホ。1ギガでも余ってしまう私が、5ギガプランに入った。無知でした。
ガラケー歴が長かった私は、スマホを購入するのが遅かった。それまでガラケーでも特に困っていなかったが、ポケモンGOがやってみたくなり、スマホに替えることにしたのだ。当時は「はじめてスマホ割」が盛んに宣伝されていて、お得だというので携帯コーナーで購入した。今の私ならありえないが、よく下調べをせずに勇気だけを持って向かったので、店員さんが何を言ってるのかよくわからなかった。ただ店員さんは終始にこやかで一生懸命接客しているように感じた。
一番失敗だったのは基本プランを選ぶとき。私は家ではWiFiを使って、外では動画は見ないし、ゲームもしないつもりだった。データ容量が1ギガ?のSプランもあったが、「みなさんは5ギガまで使えるこちらのMプランに入ります」というので、Mに入った。ポケモンGOはデータ量をたくさん使う、と噂に聞いていたし、一番小さいプランでじゃポケモンをプレイできなくなったら困ると思った。しかし、2000円だか3000円だかでかなり料金に差がある。
迷ったが、「もし多すぎたら後から小さいプランに変更できます」が決め手になり、Mにした。初めてのスマホということで、いろいろ割引プランをつけてもらい契約した。
それからスマホを手に入れ、初めてポケモンGOを使った時は、嬉しかった。外でも問題なく使える。家ではwifi。1日1、2時間ほど外でポケモンGOをプレイし、たまに検索。一カ月がたって使用したデータ容量を見て愕然とした。私が使ったデータ量を示す棒グラフはほとんど長さがなかった。ほぼ線みたいになってた。5ギガまで使えるという棒グラフの長さはおろか、1ギガまでも程遠かった。
これって騙されたの? 騙されたの!? 騙されたんでしょうか!?
あの時の店員さんの爽やかな笑顔が浮かぶ。
いやいや。そんなことするわけない!? あの黒髪のパーマの店員さんがよ?
「家ではwifi。外ではたまにポケモンGO」私のこの説明だけでは、1ギガも使わないことは店員さんもわからなかった、ということなのか!?
うろたえたが、あの時のパーマ店員のひとこと「あとでプランの変更できますよ」という言葉を思い出し追及は一旦やめた。
早速プランの変更のためにドコモのサイトをのぞく。この頃には、私のスマホ知力はわずかだが上昇し、マイページを開くことができるようになっていた。
しかし、どうやらプランを変更すると、最初につけた割引プランはすべて使えなくなり、結果として、料金は今とほとんど変わらないということがわかった。なんというドコモトラップ。
もうMプランを続けるしかなくなった。
Sプランには戻れない。「ドコモの契約は一本道」だったのだ。
当然、私のギガはあまりまくり、4Gが翌月に持ち越された。5ギガ+4ギガ=9ギガがいつも私の明細には表示され続けた。1ギガ使った月は一度もない。
店員さんもどうかと思うが、なにより私は自分の無知を、猛烈に反省した。
この時の経験から、私はドコモショップに向かう時は最大限の警戒をして、下調べをして向かうようになった。
が、いつも返り討ち、ひどい目にあうことは逃れられなかった。情弱は泣くしかないのだ。搾取され続けるしかない。
その後も、ドコモに必要以上の料金を払う日々が続いたが、この間、着々とスマホの知識を蓄えていた私は、ようやくドコモを辞めることができるようになるのだが、それはもっと先の話。
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