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カンタンと噂の簿記3級を受けて見事に落ちた当時の挫折感を語りたい

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2017年の話になりますが、簿記3級に受かった当時を思い出して記録しておきます。

※この記事は長めの愚痴体験記になります。合格勉強法はこちらをご覧ください。

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当時は人生に迷うというか、何か違うことをしたいと考えていました。それまで資格の勉強はしたことなかったんですが、そんな私でさえ知っていた有名な簿記3級に手を出して、外の世界を見てみようかと思ったんです。(で挫折しましたが…)

カンタン!楽勝!と言われる簿記3級に落ちた

それに、みんなが「簿記3級はカンタンだ! 誰でも受かるぜ!」って言ってるじゃないですか。

「もう犬でも受かるぜ! 猫でも受かるぜ!」

「受けなくても、受かってるようなもんだぜ!」みたいな。

ネットで調べても「1か月で受かるぜ!」「社会人なら1週間で合格!」とか書いてあるし。そんなに言うならさっさと受けて、資格とっといたほうがよろしいなと思いました。ホント軽い感じです。

それで、受けたんですが、落ちました。

44点くらいでした。もちろん100点満点でですよ。

もういかに私がバカなのかって、自分のできなさにカルチャーショックを受けました。

挫折…からの 簿記3級はカンタンなの?

テキストを3か月くらい眺めてから受けたんです。問題集は1周、半分くらいやりましたかね。この時は、「正直、問題集もやらなくていいんじゃね?」と思ってて、問題集をやった自分に対して、ちょっと努力しすぎなんじゃないかとさえ思ってました。

だって、「簿記3級はカンタンだから、1か月勉強すれば受かる!」んですから。

試験の一週間前に本屋で過去問集を立ち読みしました。「見たことあるような単語が並んでるなー」という印象でしたが、その場で解答を思い浮かべようとすると、浮かんできません。

「あれ?おかしいな?」と思いましたが、それ以上深く考えるのはやめました。今はちょっとうまくいかなかったけど、簿記3級は楽勝なので、試験当日に会場で問題用紙を読めば、頭に解答が舞い降りるはず、とそのまま過去問集を本棚に戻しました。

試験会場で勘違いを思い知らされる

そして試験日。本番の問題を見つめる私の頭に解答が浮かぶことはありませんでした。

わからないものはわからない。何を聞かれてるのかもわからない。

心の中は、「なんで?なんで?」という疑問でパニックです。それっぽいことを書いて答案を埋めましたが、まったく手ごたえがない。

後日、44点。

0点じゃなかったのが不思議でした。

簿記3級「過去問題集」を繰り返し解いて合格へ

簿記3級は初心者の私にとってカンタンではない、と目を覚ましました。心と行いを入れ替えざるをえません。

今度は、合格のための勉強法をネットで調べました。

大切なのは「過去問題集を2周、繰り返しやる」ことだといいます。

当たり前のように思えますが、資格勉強初心者の私にとっては新鮮だったんですね。ただやるだけじゃなくて、理解して解く。前回とはうってかわって、苦しみながらも、このおかげで合格できました。

TAC出版 合格するための過去問題集

※最新版は 12/20出版予定です



シリーズ購入者(20年2月)の口コミを見てみる

 

結局、定番の過去問集をやった

合格者がこの過去問題集を薦めてたのは知ってたんですけど、一回目の時は買わなかったんです。

デカいし、分厚いし、問題数多いし。

でも心を入れ替えてからは購入し、2周しました。(すごい変化(笑))

冒頭の過去問ポイントのまとめページをやるだけでも大苦戦・・・そりゃ一度落ちるわ

結果、簿記3級に合格するまで6カ月かかったことになります。

「簿記3級」で検索して、YouTube動画を見まくる。⇒目と頭を簿記に慣らす!

あと、地味に効いたと思うのが【とにかく関連する動画を見まくる!】ことです。

これは私が何かを学習する時に、わからなすぎて何から始めていいかわからない!とパニックになった時や、やる気がなくなった時に使う必殺技です。

簿記なら「簿記3級」とかで検索してでてきた動画を見まくりました。結構ヒットしますよね。今の時代。解説やら攻略法、過去問解説とか、最初はどれも意味わかんないですが、「見る」だけならできるんですよね。で、勉強したなーって気分になるのが大事(笑)

講義系YouTuberってアイドルではない一般の方なので、アイキャッチも怪しくてクリックするの勇気いりますが、えいやっ!とクリックします。そして流し見です。しかも倍速です。飽きたらとばして次の動画を見ます。これならストレスもありません。テキストの文章だと知らない言葉を眺めるの辛いですけど、音と映像だとぼーっとですけど続けられる。

すごくラクなのでどうにも学習効果は無さそうなんですけど、

「初めて聴いた単語、知らない単語」→「なんか聞いたことあるな」レベルに慣れてくる

これって実は大きな一歩なんです。最初って、とにかくしんどいですから。つまんないし。

流し見してただけなのに、テキストに戻った時、問題を見た時、ちょっと理解できるようになってるんですよ。聞いたことあるから「どんな意味だっけ?」というところから学習を始められる。ちょっと進んでいるんです。

学習も後半になってくると、過去問解説を眺めているうちに、自力で解けるようになってきました。動画での過去問解説はいろんな講師の人が独自のパターンでYouTubeにあげていますよね。ぼーっと見てるだけなのに「簿記の世界の話」「簿記言語」がじわじわ潜在意識に刷り込まれていたのでしょう。洗脳ですね。

だからこそなのか、動画学習がオススメです。

最初は「この人、誰?」って思ってた講師の方にも、次第に親近感覚えてきます。教えてくれてありがとうございます、という気持ちが芽生えてきます。生徒として健全です。

 

簿記3級は、簡単な人には簡単だし、難しい人にとっては難しい。

feel-down

今回のことで私が学習したのは、簿記3級がカンタンなのかどうかは、個人差があるということ。(→めちゃくちゃ普通のこと言ってますよ(笑))

テキストを理解できるか、ひとりで解けそうか、確かめてから判断すべきです。

そもそも、ネットに合格体験記や勉強法を書く人は、頭の良い人です。勉強が好きだったり、勉強に興味がある人なんです。もっと言うと「頭いいアピールしたい人」です。(→いや、私がバカなだけだろ)

勉強が得意じゃない人、資格が欲しくない人は、そもそも簿記3級の話なんてしません。ブログなんて書きません。見ません。インスタやってます。tiktokやってます。もっと他の面白いことで忙しいんです。

だから、簿記3級がカンタンだった!1週間で受かった!とかのコメントは、勉強エリートの皆さんの「私、頭良いでしょう?」自慢も含めた感想なんです。(→私はあほですが)それに、実際彼らは頭良すぎてわからないんだと思います。簿記3級を1か月で理解できない人間がこの世に存在することが。もちろん悪気はありません。だって自分にとっては本当に楽な学問なんですから。

私は、ネットの有益な情報は誰でも平等にアクセスできる、だからみんな合格できる、と誰かに教わりましたが、ところがどっこい、私にはきかなかった。疎外感。

思うにネットで披露された勉強法、合格体験記というページは「頭いいひと」が集まるサロンなんです。どれほど最短で受かったか、どれだけ試験前に勉強してないかを競う社交場なのではないでしょうか。もうこれ、貴族の遊びなんですよ。

だから、私もこのへんの世界の事情を想像して、冷静に真偽を判断すべきだったんです。そうです、ネットの話なんて現実の世界じゃ通じません。私が今日読んだブログを友人に話したところで、誰も読んでないんです。

「簿記3級誰でも受かる説」に触れ、検証したことで、今後の私の勉強方法にも大きな指針と教訓を得ることができたのでした。そして頭の良い人たちって羨ましいなと今日もハンカチを噛んでいます。

「簿記3級、深い!」(→ ハズキルーペ風に読んでください)

 

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