印紙税はクセモノです。税の決め方が「ブラックボックス」で批判が多い。
なぜこの書類には税がかかり、こっちはかからない? その理由は不透明。庶民には開示されません。だから「政治の都合」という曖昧な言い方でしか説明できないそうです。
と、まずは調べた結論を書いてみました。
(「印紙税」で検索されている方はご存知だと思いますが…)
目次
Q、なんで「建物の賃貸借契約書」は非課税なの?
土地の賃貸借は課税されるのに?
⇒政治家が決めたから。
前までは課税されてたが、消費税が増税された時にそのかわりとして、建物の賃貸借契約書を非課税にしてくれた。
??? なんで建物だったのかは謎。
こういうの「不課税」っていうらしい。ほんとは税金かかるけど、政策の関係で税金かからない。
Q、抵当権設定契約書、印紙税かかる?かからない?
⇒かからない!
なんで? ⇒政治家が決めたから。
これも「不課税」。ほんとは税金かかるけど、政策上の理由で税金かからない。
Q、印紙を消印するのは、「契約当事者の代理人」でもいいよ、って問題あるけど、この代理人って、具体的に誰?
⇒その法人の代表者、とか
例:担当の山田がつくった契約書だけど、会社名のハンコでも、会社社長・従業員のサイン、ハンコでもいいよってこと。
Q、なんで消印の問題でるの?
⇒忘れる人が多いから!
印紙貼っただけで満足してしまう。うっかり。うっかりはん。
消印するまでが、納付準備だ!
Q、月10万円の土地借りるのに、権利金100万円って、そもそも高すぎない? なんで毎月10万円払うことになってるのに、最初の段階でさらに100万円もプレゼントするの? これ普通?
過去問「 土地の賃貸借契約書で『賃借料は月額10万円、契約期間10年間とし、権利金の額は100万円とする』旨の契約書~」(H13-27-3)
⇒これぐらい取られるらしい。
なんで?
⇒土地を貸すと、貸した人はその土地を使えなくなっちゃう。
さらに借地権をつけてあげたから、その土地の評価が下がり、土地が安くなっちゃう。
一度貸したら、中々返してもらえない。借りた人の方が、すっごく有利になる。
だから、土地持ってる人では、貸したがらなくなっちゃう。
そこで、最初に借りる人が、多めに100万円とかプレゼントして、お願いして貸してもらう。
⇒それで100万円!??
Q、そもそも、土地借りる時の「権利金」っていくらぐらい?
⇒借地権価格。っていう相場がある。これが権利金の額。
土地が1億円、借地権割合が3割だったら、(3割分の土地を借してもらえる)
土地×借地権割合=1億円の3割 =3000万円。
⇒1億円の土地を借りる時、権利金は3000万円。
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