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【宅建】「白書」の意味は?→政府・官公庁が作成する公式な報告書のこと

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宅建試験の統計で登場する「白書」という言葉が気になります。

いざ中身を見ると単にデータ集計した統計なのに、わざわざ「~統計」と呼ばずに「白書」とか気取った呼び名をつけてる理由は何なのか? すごいデータなのでしょうか。

試験に必要な知識なのか、気になって調べてみました。

ざっくりまとめ

白書とは、政府がつくった公式な調査報告書。

イギリスの政府書類「white paper」を直訳したもの

宅建の試験対策としては、あまり深い意味はなさそうですね・・・

はじめ
でも気になるー
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引用:GoumbikによるPixabayからの画像

 

「白書」とは政府の公式な統計!?

官公庁が毎年あれやこれやと発表している白書。政府の公式な文書のことです。実は「白書」と呼ぶには閣議を通す必要があるそうです。本当は気軽に名乗ってはダメなんですね。

正式書名または通称に「白書」の名称を使用するものについては閣議了解を必要とする。

引用元:ウィキペディア

このウィキでは「白書」と呼んでいいのは13種類しかない(2008年)とあるが、ざっと数えて40種類以上あるんですけど… 首相官邸・白書(平成29年)

 

はじめ
というか、もはや白書も調査も統計もおなじじゃないのか・・・

 

イギリスのマネしてつけたから「白書」

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引用:digital341によるPixabayからの画像

 

この政府の文書である「白書」。英語に訳すと「white paper」となります。

そのままやんけ。ギャグかいな。と思ったんですが・・・マジなやつでした。

しかもパクったのは日本のほう。そもそもイギリスでは内閣が議会に提出する報告書をwhite paperと呼んでいました。報告書の表紙が「白かった」から。今は「white paper」は政府報告書として浸透しています。

ということで日本もそのままいただき、直訳したのが「白書」の由来だそうです。

イギリスギャグでしたね。

 

ちなみに外務省の正式な文書だけは「青書」と呼ぶ

「外交青書」といいます。これもイギリスの議会を見たら外交関連だけ青い表紙が使われ「blue paper」と呼ばれていたから。日本もこれにならったそうです。

他の省庁は「白書」なのに。

「白書」も「青書」も役割は同じです。

 

宅建試験の統計で出題される「白書」は2つ

 

「土地白書」→ 土地取引件数(売買による土地所有権移転登記の件数)が出題

「国土交通白書」→宅地建物取引業者数が出題

この2つは公式な政府の統計データですよってことですね……だからといって特に試験の解法が変わるとか全くない。

 

ちなみに宅建で出題される「白書」じゃない統計問題としては以下があります。

・地価公示

・建築着工統計

・不動産価格指数

こっちの方がよく出題されますけどね…

 

ひとくちに「統計」といっても、そのデータは「指数」とか「統計」とかバラバラ。統一感がまったくない。ここが統計のよくわからないところですね…

 

 

世の中「白書」だらけじゃない!?

そもそも「白書」は政府のお墨付き書類しか使っちゃダメとしていますが…「親バカ青春白書」「幽遊白書」とか「白書」ってたくさんありますよね。

実はこれらは全部政府が裏で指示をしてつくった作品で・・・なんてわけではない。

この「白書」は物語の意味で使われてますよね。それっぽい文書はすべて「白書」でいいんですよね? 威厳がないけど…

 

まとめ

・「白書」とは政府がお墨付きを与えた統計、集計データのこと。

・しかし国民は物語にも「白書」という名称を使っている。もはや何でもいいんじゃないか。

 

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